パープルロード

名前を聞いただけでピンときた方もいるかもしれません。パープルとはずばり道沿いに植えられた花の色を意味します。アイヌ語に由来する「伏古」という地名に「藤古」という漢字が当てられていたことにちなんで整備された東区のシンボルロードで、丘珠町から伏古拓北通りにかけて、中央分離帯に藤の花などが植えられています。花の身頃は7月から8月です。
　藤の他にもシラカバ、ライラック、ハルニレ、ツツジなど4000本以上の木が植えられています。散歩道も設けられていて、サイクリングのできるエリアもあります。ドライブだけでなくランニングやウォーキングなど、それぞれの楽しみ方で過ごす人の姿が見られます。
　ひたすらコンクリートが続く道路は味気ないものですが、色味が添えられると楽しい道中になりそうですね。間近でじっくり見る植物も素敵ですが、さっと視界を駆け抜け横目に写る景色もまた味わい深いものです。緑のすぐ側を走り抜ける、爽やかなドライブを提案してくれる道です。